1ヶ月ほど前、なぜかポケモン第3世代(GBAで発売されたRSE,FRLGの5作品)において新たなバグが発見されたので試してみたところ、マジで成功してしまったので参考程度にメモをしつつ、このバグの何がまずいのかについて説明したいと思います。
はじめに(バグ利用について)
…本題に入る前に、どんな理由があれゲームにおけるバグを利用することを認められない人や不快に思う人はブラウザバックを推奨します。
僕もバグ利用を勧めたいわけでもないですし、ポケットモンスターというゲームは1人で遊べるRPGゲームでもあり対人ゲームでもあるのでこう言ったものは非常にデリケートな問題だと思っています。個人的な線引きとしてバグを利用して入手した・もしくは作ったポケモンを対戦や交換に利用するのはナシとしていますが、面白いので使えるもんは使うというスタンスです。
おまけ① 乱数調整の是非(個人の意見です)
ポケモンというゲームでは、昔から「バグの使用」に加え「乱数調整」という行為が許されるものか許されないものか、という議論もよく行われています。改造は言うまでもなくダメ(そもそも違法)だけど、乱数に関しては実機でも運次第で出るものを調整で確定させて出してるだけなんでこれも個人としては別にいいだろ、という考えでいます。
ただしそれやって自分が楽しいならですけどね。別に苦労してないわけでもないし、乱数やるにはそれなりの理解力もいるから乱数調整を100%の悪だとは全く思いません。俺は乱数で手に入れたポケモンに愛着が持てないし試合で勝っても嬉しくないからやりたくないってだけです。
と言いつつこの前6Vメタモン欲しさにプラチナ買って乱数やったんですけどね。ツール使わないならまあいいか…と思っちゃった。6Vメタモンとか、戦闘に直接使うわけでもないし愛着もクソもないただの道具じゃん？(冗談です)
ワープバグ概要
これ以上言うとメタモン愛護団体に殺されかねないので本題に入ります。
まず、今回のバグを発見された方のブログを載せておくのでとりあえず見てください。
http://detelony.blog.fc2.com/blog-entry-16.html?sp
意味わかんないと思います。僕も完全には理解できてないですが、簡単に説明すると「ある程度の準備をしてから草むらでバグ技を発動し逃げる」→「その後テレポートを使うとなぜか任意の場所にワープできる」というものです。
そしてそのバグ技を入手するためにまた別の「ザロクバグ(ダブルコラプション)」「バトルタワー増殖バグ」を使います。バグらせたポケモンをバグで増やし、またバグらせてバグ技を作るわけですね。意味がわかりません。
手順は少ないってほどでもないですが、その苦労に見合った成果はあるのでやってみたいと思った人は是非人の動画とかブログとか見てやってみてください(丸投げ)。普通にワクワクします。
おまけ② ザロクバグと増殖バグについて
この2つは結構前から知られているバグで、ポケモン4世代の伝説「なみのりバグ」に知名度では劣りますがやってることはなみのりバグの比じゃないぐらい害悪です。
ザロクバグはザロクの実を使いある行動を行うことでメモリに干渉してデータをいじくり回すとんでもねえバグです。やり方さえ分かっていれば任意の色違いポケモンを文字通り「作る」ことができたり、本来合計で510しか振れない努力値を全振りできたりするのでヤバいです。
それらを最新作まで持っていけるかは未検証ですしたぶん無理ですが、悪用はやめようね。
もう一つのバトルタワー増殖バグもそこそこに有名ですね。ポケモンと道具が増えるという劇場版ミュウツーもビックリな非人道的バグです。僕もクソガキだった頃は見境なくレックウザを増やしては4世代に移してましたね…GTSに流すとかそういう悪用はダメですよ。
ワープバグ、ここがヤバい！
本題に戻りますと、このワープバグを使うことで本来イベント配布アイテムを使うことでしか行けない特殊な場所に向かうことができるようになります。
行ける場所は数箇所あり、ルギアとホウオウが出現する「へそのいわ」、ラティ兄妹のストーリーで選ばなかった方が出現する(…はずなのですが、イベントフラグが回収できていないらしく僕は出せませんでした。誰か調べてください)「みなみのことう」、デオキシスが出現する「たんじょうのしま」、そして何よりすげーのがミュウが出現する「さいはてのことう」です。
3世代ミュウの希少性について
先ほど上げたポケモンの中で、ミュウ以外は他のROMでも捕まえられる機会が用意されているため十分すごいですが大して問題にはなりません。デオキシスもORASで捕獲できるようになっちゃいましたし、もう幻のポケモンかどうかも怪しいもんです。
ただしミュウだけは話が別です。未だに配布でしか手に入ることはなく、配布の機会自体も少なく、そして何より色違いのミュウを正規で手に入れるためにはこの3世代ミュウを厳選するしか方法がないのです。イベント配布アイテム「ふるびたかいず」を使って島に行き、草むらでミュウを捕まえるという形式のため親名も自分、ボールも自由(ガンテツボールなどは不可、つまりガンテツボール入りの色ミュウは100%改造)です。そのため色ミュウが欲しい狂人は中古のエメラルドを買い漁り海図入りのロムを探し続けてたんですよね、今までは。ちなみに海図の配布はイベント配布系の中でもかなり限られた時期と場所だったので本当にレアです。持ってる人は高く売れると思いますよ、というか俺に売ってくれ。
そんなとんでもなく希少だったミュウ、そして色違いミュウがやる気とエメラルド1本さえあれば手に入るようになってしまったわけです。これは控えめに言って革命ですね。僕もそこまで本気でポケモンやってきたわけじゃないので1匹も持ってなかったミュウが手に入ってめちゃ嬉しいです、観賞用ですけど。昔やってたあまりに古いロムなので親名がうのーりんじゃなく下の名前(ゴリゴリの本名)なのが納得いかないし、ダイブボール入りの色違いミュウが普通に欲しいのでリセしてもう一周してもいいかなという気持ちではある。
かわいいね。
そんなヤバみが深いワープミュウ、海図ROM漁りしてたガチ勢には本当にかわいそうな話なんですが最新世代まで持っていけてソフト単体では正規かワープバグ使用かの判別ができません。さらに非人道的なカスはこいつもバトルタワーのバグで増やせます。相対的に数増えても結局みんなミュウ好きなんで価値はあんま変わらないと思うけどね。皆さんも節度を守ってよいポケモンマスターライフを送りましょうね。それではまたガラル地方でお会いしましょう。
